バッハシリーズ第3回プログラムノート


「イタリアンナイト」と題した第3回。

イタリアと言えば食。

あのトマトの美味しさは日本にはないなぁ。

日本のトマトは甘味重視過ぎる気がする。

次イタリアに行けるのはいつのことやら。


音楽家は旅が多い為旅先で美味しいものを食べるのが楽しみだったり、食にこだわりのある人が多い。

料理上手も多い。

ロッシーニ並みに食に情熱を注いでいる人もたまにいる。

味覚と聴覚のセンスはなにか関連あるのかな。

食も音楽も、その土地に行った気分になれるのは共通点かもしれない。


ロッシーニとバッハ、このシリーズで特に正反対の生き方や価値観を持った二人。
山口百恵的なロッシーニと、三浦知良的なバッハ。
(ちょっと違うか?w)
短期間に働くだけ働いて退く人と、生涯現役。
生きてるうちに世界的な人気を得る人と、
生きてるうちはローカルだけど、死後かなり経ってから最も評価されその分野の神的存在になる人。

次元は違うにしてもどちらの生き方に憧れますか?
みんな違ってみんな良い。いろんな音楽があるから楽しい。そんな回。

数年前にミラノスカラ座でロッシーニのオペラ「泥棒かささぎ」を観た。
安い席なのでピットにいるオケマン達がよく見えて、演奏中もしょっちゅうふざけていた。
休みのトロンボーンの人が、隣で吹いているトランペットの人をおちょくっていたりとか。
ああいう感覚が大事だったりするのかもしれない。
そういえばあのあらすじは、落語になりそうなくらいくだらないオチで好きだった。

同じイタリアオペラでも時代は違うけど、
去年山形でやったプッチーニのトゥーランドットは心震えるものだった。
私が今までやってきたのはオペラだけど、オペラじゃなかったのかもと思ってしまうくらいに。
またあんな本物の舞台に携われる日があると良いな。

早起きをしたら変なテンションで書き連ねてしまいましたが、そんなイタリアンナイトのプログラムノートをどうぞ。
下記↓

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